Rouge Mirage Fully Equipped
(フルスクラッチ　1/144　ＦＡＣ２００５出展作品)
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いつかつくってやろうと心に秘めていたフル装備状態のルージュミラージュ、とうとう作ってしまいました。
ＦＡＣ２００５に参戦を決めたとき、カンにするかコイツにするかで迷ったのですが、何となく今を逃したらもう作る機会がないような気がしたので、ルージュに決めました。
一部しか明らかになっていないこのＭＨのデザイン、そんなこと問題ではありません。１０数年間のいつかは作ろうという思考の熟成を経て頭の中にだいたいの形はできています。多くの小ネタ、アイデアも用意してあります。（結局、盛り込めなかったネタ多数）　後はつくるのみ！　その時点でＦＡＣまで半年を切っていました。
仮申請を経て、本申請をすませても自分的には間に合うかどうか半々だと思っていました。



結局、ギリギリで完成できました。残り３日で全塗装しました。そのとき同時に何パーツかはエポパテを削り出していました。ＦＡＣ当日の朝も塗装、組み立てをしておりました。会場で初めて全パーツ装着して組み上げました。開場までに間に合わないかとヒヤヒヤしました。今となっては良い思い出です・・・
そんな製作状況なので、満足にはほど遠い仕上げとなっています。それと同時に、この製作期間でこれ以上のものは出来なかったとも思っています。今回掲載した写真は、ミラージュマークを何箇所か追加した以外は特に追加作業を行っていません。良くも悪くも、ありのままの私の造型だと思って見て頂ければ幸いです。



もちろん、基となるのはキャラクターズ２で発表されたビラルケマ装備のルージュの上半身の画稿ですが、いかんせん１０年以上前の画、細部はそれ以降のトレンドにあわせて造型します。
ちょうどＬＥＤがリニューアルされ、素晴らしい模型も各社から出ています。参考するものには事欠きませんね。あくまでこれはルージュであって決してＬＥＤではありません。そこらへんも都合よく解釈しながら、適当に本体を作っていきました。



正面からみると、肩があまりかっこよくありませんね。
基となる画稿がかなり横からみた図なので、その角度を気にしすぎて正面からのカタチがおろそかになってしまいました。途中から気付いてはいたんですが、ここまで巨大な塊、なおすほどの時間的余裕はありませんでした。
腰装甲裏側まで力がまわっていないのがまるわかりな写真です。せめて黒くでも塗っておいたほうが良かったかとも思うんですが、そんな時間もなかったのでした。



言わないと誰も気付いてくれないのですが（ていうか言ったことがなかったので誰も知らないか）首部分は少し変わったことをしています。
ＬＥＤと比べてもらえばわかるかと思いますが、首周りをかなり掘り下げてあります。正面から見て「凹凹」といった感じで、首とそのサイドを相当抉っています。頭を外して胸を上から見た写真があったら面白かったんですが、ありません。（あかんやん！）
根拠はチャラクターズ２にあった記述ですが、それによってビラルケマの可動範囲が広がる理由は私にはさっぱりわかりません。
後、額のクリスタルがオレンジなのは、大昔に永野氏が模型情報別冊？で描いたＨＭアシュラテンプルの画稿を真似てみたお遊びです。
・・・・・アレ？胸部の白い部分に貼ったミラージュマークが消滅していることに今、気付いてしまったぞ・・・(哀)



ビラルケマは画稿より大分長いです。しかしＬＥＤのフレイムランチャーがあそこまで長大化した昨今、これしきの延長は許されましょう・・・。
ビラルケマの下にくるシェルツェン？、これがどうしても付けたかった。時間的問題からのオミットの危機にさらされながら、なんとか実装できました。
ビラルケマまでは、誰でも見たままイメージ出来ますが、画稿をみるとその下に絶対、何かユニットが付いてますよね。芸はないですが普通に装甲版（シェルツェン）としてみました。
せっかくのキャンバスに本当はもっと色々と絵を描きたかったのですが（以下略）



赤のレシピははイタリアンレッドに蛍光レッド少々です。グロスバリバリにしたいのはヤマヤマなのですが、残り３日で塗装する手間を考えて、 マット寄りの半光沢にしたつもりがほとんどマットっていう・・・
赤の発色を考えると下地は白で赤の厚吹きは厳禁、パールなんかでコートもしたかったのですが、省略。・・・結果、皮膜の超弱い、ちょっとこすっただけで白の露出してしまう貧弱な塗装面ができあがりました。あちこちにこすれた白のスジスジが露出してしまって、そういう面でもクリアコートってのは有効なんだな、と再確認した次第。
背部ユニットの色はオレンジにしました。これには違和感のある人もいるかも知れませんね。
例えば、無難にメタルグレー系の関節色や、基本色の赤や白で塗ることもシミュレートしてみましたが、どれも私の中では弱かったです。もう一色何か欲しいっていう。それで大胆にオレンジを配してみました。大胆と言いましたが、レッドのブーメランユニットが初出のときはオレンジでしたし、カルバリーＲのバスター砲もオレンジ。慣れてきたらそんなにおかしくもないでしょ、しょ？



ずいぶんとパースがかった写真ですね。
背部ユニットのデザインについては何個かのイメージをミックスしてつくりましたが、言うほどのことでもないので詳しくは略。

さらにもう少し写真を用意しました。
ルージュ・ミラージュ　フル装備　Ｐａｒｔ２　も御覧下さいませ。


2005/10/27 Wombut