GTMカーバーゲン胸像
(フルスクラッチ　1/100)

MHがGTMに変換されてから早数年、WombatもようやくGTMの造形物を発表できました。とは言っても手足がありませんが・・・。
バッハトマ魔法帝国の上位GTM、カーバーゲンの胸像であります。
カーバーゲン、昔で言うところのガストテンプルです。アウェケンではありません。 しかし、カタチ、ディティールは違えども、よくそれらのイメージも残している、バッハトマらしいGTMのように思います。



造形的には、かつて作成していた1/100 カンの部品を芯にして造られています。
なので、明らかにGTMではない部分も多数あるのですが、今回は完成させることを優先としました。
当初は全身をつくるつもりだったのですが、それだと後1年しても完成しているかわからないペースだったので、とにかく、胸像として発表してしまいました。
でも、実物は結構デカイんで、それなりに存在感あるんですよ。



素材としては、ほぼエポパテですが、製作期間が長いので、各種各社のエポパテが使われています。主には、木工エポキシとWAVEの軽量エポパテです。
GTMということで、首が長くて手足もヒョロッとして異形感があるのに、でもカッコイイという造形になればよいな、と思って作っていたのですが、結局、上の写真のように、首が長くても周りのパーツがギッシリで結果、MHと同じようにパーツの集合体としての魅力あふれる（自分で言うな！）上半身となりました。
そんなパーツ構成ですので、首をひねるクリアランスなんかどこにもありません。Wombat造形ではGTMになっても稼働範囲は増えていません！



画稿が未発表のメカなので、やはりカラーリングにも悩みました。
作り始めたころは、ドイツ風の名前なので、ドイツ兵のイメージで緑っぽいフィールドグレーにしようと思っていたのですが、チキンなので一品物にそれを採用する勇気がなく、無難にグレー系としてしまいました。
しかし、バッハトマの妖しいイメージも加味して、紫系のグレーの濃淡を基本色とし、ヒサシなどのアクセントには白、そこまではいいでしょう。しかし、そのままではとてつもなく地味になるので、何かもう一色欲しいです。で、アクセントカラーにマゼンダを加えてしまいました。おかげで派手にはなったけど、大分オレ度が上がってしまったような・・・。 ちょっとバッハトマの制服のイメージに寄せてある、と解釈してください。
塗装について特筆しておきたいのは、Mrカラーのアメジストパープルです。ソリッドなパープルグレーの上にこれを吹いたら、ハイライトが激しく紫に輝き、イメージが一変しました。ここまで効果があるとは思っていなかったので、気に入りました。



背面というか、背部肩装甲については謎な部分で、バルブドみたいな長い突起とするか、前面肩装甲同様の形状が伸びた感じにするのか、コマによって違うので確定できません。 結局、どのコマとも違うハイブリッドな形状となりました。
背部腰装甲周辺は、本当は突起二つのほうがGTMっぽいと思うのですが、カンの時に作っていたパーツそのままに、モールドだけ追加しています。



ロボットの武器を作るのが苦手というか、億劫な性格です。ましてや、台座など・・・。
胸像にしたので、台座作製は避けては通れません。過去のスクラッチの没パーツを積み上げて、適当にでっちあげました。













最後に2年前には完成していた、オマケの1/12 バギイ・ブーフと一緒の写真を。
ヘッドライナーとMH(GTM)をセットで作りたい、というのはずっと思っていたのですが、やっと一組、実現しました。

この後、１、２個、手軽なものを作ったら、またGTMに挑戦したいです。その時は全身で！
どの騎体がよいか、しばらく検討します。

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