MS-39 ナハトガル
(フルスクラッチ　1/300) ＭＭさん作製



一連のММさんの変態永野MS群、いよいよ本命登場です。
8月のHMEでも展示されていましたので、ご覧になった方もおられるかもしれません。
1/300でもかなりのボリューム。特に背面の膨大な情報量、意外なすっくとした立ち姿・・・etc、見どころ満載かと思います。
では、ＭＭさんのコメントです。
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変態ナガノスーツシリーズ、ラストはナハトガルの登場です。
先生が手掛けたＭＳデザインはまだ他にも存在しているが、資料を持ってないしもういいかなと思ったんで先生デザインのＭＳスクラッチはラストにします。因みにキュベレイとか、百式などはあんまり好みではないんでやりません。



さて、ＭＳはハチカ以来久しぶりの製作、ここんとこＭＨが連続したし頭の隅っこにはいつもコイツがいてやろうやろうとズーッと引き伸ばしてたんで、いい加減ケリをつけようと思いようやく着手に至りました。



ＭＳ解説
MS:Nahatgall
MSae-39/MAN-104:ナハトガル
アクシズ戦争時に開発が開始されたハマーン軍の超重ＭＳとして配備される予定にあった重機動モビルスーツ。
設計・製作：アナハイムAEj=ジュピターベース
全高：46.5m
自重：612t
プロトンドライブ・モーター×8発
・・・ウンヌン



劇場映画「逆襲のシャア」の企画に関わっていた先生がデザインされたＭＳで、シャアが搭乗する最後のＭＳだったそうです。当時は「ゴツく怖い」デザインで進行していたため怪獣や恐竜のようなメカが出来上がったらしい。ナハトガルはステゴザウルスをモチーフとしたメカです。
残念ながら先生がその企画を降板してしまいお蔵入りしてしまうかわいそうなメカだが、その後の永野メカに多くの部分を供給しリファインされ、その役目も終えたので、あらためてナハトガルとしてリファインされたようです。



キット解説
ナハトガル製作を先送りにしまくった訳は、まずあの情報量の多さ。ツノが多い、特にあのテールは何だ。どーなってんだかサッパリわからん。イラストを見るたびにため息。
そしてあの設定は何だ、全高46.5mって、ふざけんなコラー！何考えてんだテメー！ってなって、その都度イラストは仕舞われてゆくのでした。
できるだけＭＳのスケールは1/144に統一したいと思ってるんで、そうすると30cm越えちゃうじゃねーかー！んなデカブツ材料どんだけ使うのよ？ってことで何度も先送りとなったのでした。
今回製作する気になったのは、情報料の多さは根気でカバーできるかもと思ったこと、訳わからんテールもうまくやれば何とかなるかもくらいのアイデアが浮かんだこと、最大のネックだったスケールもちっちゃく作りゃぁいいんじゃね、とこだわりを捨てたこと、等々あまり問題解決になってないけどやり始めれば何とかなるだろう的なノリで無理矢理スタートしました。



塗装時のマスキングを減らしたいがために、あまり深く考えもせず骨組みと装甲を別パーツにして作り始めました。おかげでパーツ数増えまくるはエポパテ減りまくるは時間食いまくるは悪夢を見るは、えらい目にあいました。



いつものように不明なデザインは想像の産物、今回は脚までもその一つ。どーしようかかなり迷いました。できるだけリックディアスっぽくと思いながら作ったら、あーなりました。
そして背面。困った。さぁ困った。設定ではプロトンドライブ・モーター×8発とある。てーことはタンクも8本だよなー？と勝手に決めつけてたんで、んなもんどーやって配置するんだよと悩んだり、ナイチンゲールのように1枚のスカート状にしようか、でもその場合タンクは？って感じで迷走してました。
結局ＧＰ03ステイメンのテールバインダーのようにしてみたらどうかな？というハナクソくらいのアイデアに落ち着いたのでした。
んでそのテールバインダーの内側は可能な限りゴチャメカを目指しています。ノズルいっぱい、タンクいっぱい、訳の分からん部品いっぱい、結局見えなくなってしまったが動力パイプも仕込んであります。



想像の産物といえば後頭部にも変なことをしています。ヘソの辺りや両肩にモノアイがあるのなら背面にもきっとあるだろうってことで後頭部に設けました。その両側にはファンネルの遠隔誘導装置？と思われる円型の部品も仕込んであります。





盾の裏側にも勝手なことをやってます。ライフルっぽいものを両腕に2門づつ仕込んであり胴体と動力パイプで繋いであります。





とまぁこんな感じでテキトーに細かくやっていたら結構な勢いで自分の首を絞めていました。
ＨＭＥ当日の朝ようやくかたちになったのですが塗装は3日くらいで終わらせたような気がします。マスキングを殆どやらずに済んだのでそんなことも可能だったと思います。マークとか微調整は間に合わなかったけど。








































































全高：骨組み状態の頭部で17cm　ツノのてっぺんで21cm（1/300にしては結構デカいかも）
全幅：肩装甲の端から端までで16cm（デカいなぁ）
奥行き：ボンネットからテールバインダーの端までで18cm（いやデカいって）
装備重量：542g（1/100のＭＨと大差ないぞ）
パーツ数：約120個(多分これくらい、もう数える気がない）
WAVE,KOTOBUKIYA製ノズル：73個使用（あれー？そんなに使ったかなー）

製作期間：2014年10月〜2015年8月


以上、ＭＭさん作成のナハトガル、ＭＭさんのコメントと共に、乱暴に写真を並べてみました。
ちょっと多すぎましたかね・・・？
如何でしたでしょうか？
ワタシは凛々しい立ち姿に、薄いグリーンと白の外装と相まって新型サイレンかと思いましたよ。なんてね。

これに刺激を受けたので、ワタシもはやくガルス（サズ）を完成させたいと思います！


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