ヴィクトリー（オーバーエクゼステンス・バフォメート）

(スケール不明)



ミラージュナイト No.34のヴィクトリーです。
30年くらい前のキャラクターズ2から存在は示されていたんですが、その彼がデザインも新たに、ようやく本編に登場しました。いや、何巻だったかの未来のフォーチュンのコマでほんのちょっと登場していたか・・・
とにかく、最新16巻のトリを務めたキャラなので割とタイムリーなネタではあります。
この模型の一番のトピックスは、Wombat初の3Dプリントで出力したFSS造形である、という部分です。
ワタシ、キャストを使った複製はできなくて、いつかは覚えたいと思っていたんですが、それを飛び越して3Dモデルの自習を始めちゃいました。3DソフトのBlender、やれることは超多いんですが、とにかく何か3Dで出してみたかったので、モデリングの部分だけに特化して練習した上で、なるべく造形しやすそうなキャラを選んでつくってみました。スカルピーの練習にと、体の多くの部分が隠れているマント男のハイアラキを作った時と同じ理屈ですね・・・。
しかもコイツの場合、顔が人間でないので、多少崩れてもまあいいだろう、という・・・。
そんなわけで、身長8cmくらいの小さいやつを試しに出力した後に、身長13cmのコレを出力し、色を塗りました。

各画像をクリックしたら、大きい画像になります。



袖の凸凸凸凸模様やZKKMのミラージュマークなどは、そのサイズを考えると手では彫れなかったので、デジタルの利点のひとつです。
墨入れで済ませられるよう、凹モールドとしました。



カラーリングは、デザイン画のままライトグレーの服と肌にしたら、サフ状態と見た目が変わらなかったので、全体のイメージを紫として、肌も服もそちらに寄せています。
小スケールの模型にキレイな塗装とか苦手なので、艶消しでウェザリングカラー使いまくりです。美少女じゃなく獣なオッサンなので、特に問題ないでしょう。



しかしこのヒト、身長何メートルなんでしょうね。マンガのコメからは8mくらいじゃないか、と思っていますが。







最初にPC上で作り始めてから、塗装が終わるまで1カ月半でした。手足を作っていないという要素は大きいですが、最近のワタシにしてはスピード感のある造形ができました。
アナログ模型をやめるつもりは毛頭ないんですが、デジタルモデリングという、これからの造形活動での選択肢の大きな可能性が開けた一品にはなったかなと自分では思っております。
やっぱり目標はGTMですが、その前に何個か習作を出しておきたいと思っています。

それではまた次回作で！

2021/10/22
●Wombatトップへ戻る